ミシェル・シマン著「KUBRICK」

Category : スタンリー・キューブリックの本/書籍・アプリ
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フランスの映画批評家・映画史研究家:ミシェル・シマン(Michel Ciment)による
スタンリー・キューブリック作品の研究本「KUBRICK」。※上の画像は1980年版(の筈)。

確認している限りの洋書では、
「シャイニング(1980年)」公開時に初版(同年)が出た後、
「フルメタル・ジャケット(1987年)」に合わせ増補版(同年)を発売。
「アイズ・ワイド・シャット(1999年)」の時にも増補版(同年)が出され、
原著230数ページに対し最終的には330ページ級へ増補されている。しかし新たな版になるたび紙厚が薄くなっている様で、本の厚さはほぼ変わりません。フランス語で書かれているため全く理解できませんが、何より大判(28.4×23×3cm)の中に写真がふんだん。しかも使用されている映画スチールは、原著制作時に著者シマンのためとキューブリックが直接フィルムから焼き付けたとか!これは貴重。※さすがにEWS版は違うと思われます。また、フランス以外の海外版(英語版など)も数種あり表紙画像が異なる。

わたしも3番目の「EWS版(言語:仏)」を購入、確か当時1万円くらいしたのでしょうか(下の画像)。なにしろ「アイズ~」撮影中のキューブリック画像があったりと嬉しくて…。
IMG_0110_convert_20110424202608.jpg←洋書・1999年版表紙。

そして忘れてならない【日本語翻訳版】。1989年に内山一樹/翻訳で白夜書房から出版され、今では絶版。わたしもヤフオクでやっと入手、3000円ほどでした(定価は6900円)。アマゾンには258ページとあるが、正確には265ページはあるかな。難しい翻訳だったのでしょう、正直読みづらい箇所もあります。が、すごい情報量と追求ぶり。読み応えは充分です。
IMG_0125_convert_20110424204234.jpg←日本語翻訳版・1989年表紙。
イチバン目が輝いたのが、後半にあるキューブリックのインタビュー、発言集。自作「時計じかけ~」「バリー・リンドン」「シャイニング」、「フルメタル~」について珍しく語っています。その後にジェームス・B・ハリス(製作)、ケン・アダム(プロダクションデザイナー)、ジョン・オルコット(カメラマン)、マイケル・ハー(脚本)のインタビュー。まるで興味深いものばかりです。絶版なのは惜しいけど、ファンは手に入れても損のない一冊ですね。

せっかく手元に2冊あるので比較してみます。
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日本語翻訳版(右)はケース付きで、背表紙は真っ黒。

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中面のページレイアウトは基本的に同じです。写真もたっぷりでビジュアルブックとしても楽しい。

と言うか、日本語翻訳版が絶版なのは痛いですね。何より1999年版を日本語翻訳で読みたい…。ほんとに欲しい方は是非ヤフオクをチェック。
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こんにちは。邦画洋画を問わず映画ファンである以上に、スタンリー・キューブリックファンであるこじかです。わたくし自身が極めて神経質なネタバレ嫌いのため、作品への記述・画像にも同様の配慮を図り、映画論評も書かないスタンスで進めます。のんびりポジティブに。その他、好きなものも極たまに登場。よろしくお願いします。

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