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金八マニアの「桜中学卒業生代表答辞」

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桜中校歌桜中卒業証書校舎

暁告げる坂東の
もえるみどりに希望あり
その名も雄々しき荒川に
学び舎映して水清く
ああ 桜中学 われらが母校


      答辞 ~テレビ卒業生からの贈る言葉~
実はわたくし、これまで十数年間に渡って中学校に通い、そしてこの春、無事に卒業を迎えました。何を隠そう、そう我らが母校 桜中学です。桜中へ入学したのはわたしが中学3年生の頃…、いや、まずは体験入学の思い出から申し上げます。体験入学、それは突然の出来事でした。中学2年生の頃、勉強部屋から居間に降りてきたとき凄まじい光景が目の前に拡がっていたのです。

“ガシャ!”  →→→→ ふでばこ(蹴られて床を移動)
「(教諭がふでばこを指差し)拾えよーー!・・・早く拾えよーーーーーー!!」

なんと男性教諭が生徒のふでばこを蹴りつけ、なおも恫喝し続けていました(ガクブル)。その恐ろしいまでに張り詰めた形相。そして素直に拾おうとした生徒が手を伸ばした瞬間、またさらに“ガシャーーーン”と蹴りつけるという執拗性…。次の瞬間先生は一変。そして柔らかい声で笑っていました。

「ハイ、いじめのロールプレイ終わり!」と。

ふいの体験入学がこれです。しかもこの数分後、
このロールプレイを受けた教え子全員へ発した言葉が

「君達はまだ15歳、
“死ぬ”なんて言葉をそう簡単につかうなよぉぉぉぉおお」。

    その男性教諭の名は、坂本金八先生。
    後に、わたしの恩師となる先生です。
こじかの恩師
わたしは先の衝撃が快感となり、晴れて桜中学の門を叩く事を決めました。数ヵ月後の春、体験入学でお世話になった諸先輩の卒業式に立ち会いお見送りをさせていただいたことなど言うまでもありません。

それからわたしも中学3年生になり、晴れて桜中学3年B組へ(再放送にて正式)入学。わたし自身が受験生であったにもかかわらずチャイムと共に全力で学校から帰宅し、17時から始まる第4学期再放送を連日コンプリートでビデオライブラリ化。塾へ行かない代わりにタコヤキお守りをリアルに制作(再放送なので巷では??)し孤軍奮闘、ビデオテープに穴を空ける勢いで桜中学を満喫し、一話につき最低3回以上は観ると言う習慣がついたのも、やはりここがスタートラインだったと記憶しています。ちなみに、窓側の席 菅久美子が好きで、伊丸岡さんは僕の心の母でした。

そしてまた新しい春を向え、わたしも高校へ進み待望の第5学期キャンパスライフがスタート。幸作そして“乙女さん”の大成長、素晴らしき遠藤先生、花子先生、ソーラン節。ただ、悲しい思い出も多くありました。生徒による中野先生への度を過ぎた大暴行やいたずら、大西先生のことです…。しかし、金八先生が辞職を懸けて怒りの6生徒連続ビンタ。直後、桜田友子が先生を平手打ちし「これでおあいこだよ、先生だめだよ、やめるつもりだろ…?!」と言ったとき、あれはわたしがやりたかったと今も悔やんでいます。ただなんと言ってもあの事件の核を担っていたのは、ガラスの少年=兼末健次郎だったことは事実です。平成桜中学の伝説的生徒でした。
「一つだけお願いがあります。泥にまみれた子ですが、健気ないい子です。どうぞ、愛してやって下さい、愛してやって下さい!!間違ってるかもしれませんが、この子はただの一度もあなた方に―(以下割愛)」
金八先生の説教も呼応して熱がすごかった…。ちなみにあの当時のわたし等は「第5学期クラスの誰がかわいいのか」について、結局のところ“ちはるちゃん”が別格だと皆が認識しているにも関わらず議論を重ねる毎日でした。昨日のことのように思い出されます。
怒られた思い出
その後わたしは故郷を旅立ち、第6学期に突入。わたし自身ひとり暮らしになったこともあり、何の恥ずかしさもなかったので3話目以降から最終回まで(半年間)毎話大号泣していたことは美しき思い出です。鶴本直に成迫政則、江藤直美、ミッチー、美紀、チュー、今井儀、信太、笠井美由紀、赤嶺繭子、哲っちゃん、青沼美保、あかね、ハセケン…第6学期はとても印象深い生徒たちばかりで、思い出せばキリがありません。中でも鶴本直とハセケンがメル友になったことを受け、対抗意識からかわたし自身も友人たちとメールを交わすようになり、迷惑メールにも似た、そうちょうどこの答辞のような超文メールを送りあって金八先生を語っていました。また、幸作の病や乾先生御夫妻に第一子誕生などで命の儚さや尊大さ、鶴本直の発言にあった「ひとつの命として丸ごと付き合っていく」という考え方を見事に昇華(消化)させるクオリティの高い学期になったと強く感じています。前を向く姿勢ですよね、その気付き、その瞬間。心に刻みます。この第6学期は語り始めると特に止まらないという心入れ深いものなので、この一言に集約します。
「志学」。

この後も人生の節目には、いつも金八先生がいました。
初の会社勤めで第7学期。転職してからは第8学期。

    けれど・・・

遂に麻薬が出てきた第7学期には、金八先生や金八先生の生みの親である小山内先生と見解が同じくして少しだけノレない複雑な心境にも追い込まれました。これは・・・個人的には平原綾香の「ジュピター」を流したことも大きな要因だったと認識しています。しかし、これは小山内先生がお気に入りの曲だというので少しは気持ちも治まったのですが、やはり3Bの生徒が状況や理由がなんであれ麻薬に手を出すことがつらかった…。

    けれど・・・

在校生(金八シリーズを未見)の皆さん!
この学校にはどんなことにも諦めない先生がいます。必ず体ごと受け止めてくれます。第7学期の丸山しゅうには抱きしめて放さなかったほどだし、私服登校生が現れた第8学期では第1学期のように生徒それぞれへ向き合う時間を増やし、原点に戻る姿勢、そしてその大切さを教えてくれました。

また、何といっても殿堂入りの第1学期では15歳の母という衝撃的な始まりでしたが、皆の理解を深めるために開いてくださった天路先生の「愛の授業」など天路先生の美しさと共に忘れられませんし、第2学期では腐ったみかん・加藤優と共に放送室に立てこもる僕らを必死に部屋の外から呼びかけてくれた金八先生のことを、わたしたちは国民あげて生涯忘れることがないと確信しています。
金八1金八2
それから第3学期では、金八先生もいよいよ転勤となり松ヶ崎中学校へ赴任されたこともありましたね。わたしも後を追って少し不安な表情で松ヶ崎へ転入したけれど、桜中学並みに全力で受け止めてくれる金八先生の姿に安堵と共に大粒の涙が溢れ止まることを知りませんでした。

    そしていま―、
    全8学期の卒業を前に想うこと。

それはやはり・・・「ドラッグを憎め!」です。そして「いじめは止めなさい」です。さらに言えば「もういっぺん言うぞ、いじめは止せ」です。もっと言えば「先生は何遍でも言うぞ、いじめは止せ」です。ついでにさらに言えば「先生何度でも言うぞ、ドラッグを憎め!」です。こうも繰り返した理由は、「まっすぐ(なこと)だけが届く」からであって「まっすぐ」が「誰かの心に突き刺され」との想いからです。また、「人は 悲しみが 多いほど 人には やさしく できるのだから」とも考えるからです。そんでもって「人として 人に出会い 人として 人に迷い. 人として 人に傷つく」し、「我も人なり 彼も人なり」と「命愛しむ」の精神で「それでも 人しか愛せない」からです。要するに「いま私達に大切なことは ひとりぼっちに なるーためのスタートライン」なわけです。
桜中の思い出
(金八先生シリーズも先日平成23年3月26日のファイナルにより)
最後になりましたが、これまでの壮大かつ素晴らしい学生生活をご準備いただいた全てのスタッフ・キャストの皆さまに、万感を込めた感謝の意を表したいと思います。本当にありがとうございました。そして金八先生。ご定年おめでとうございます。長年にわたり熱苦しいまでにご指導頂き、ありがとうございました。わたしも遂に29歳となり、先生が桜中学へ初めて赴任してきた頃と同じ年齢に達してしまいました。今後も3年B組DVDコンプリートBOX・全85枚組22万円相当を買える日がきますよう、前だけを見てまっすぐ歩んで参ります。どうぞこれからもファイナルと言わず同窓会SPなどを成し遂げていただけますよう、今後のご健康とご活躍をお祈りいたします。

この桜中学3年B組の生徒であったことを誇りとし、全8学期とスペシャル全12学期で体得した「人」という漢字だけを胸に、社会に、世界に羽ばたいていくことを深く誓いつつ答辞とさせていただきます。桜中学は、わたしたちの母校です。


                 桜中学卒業生全国民的代表 3年B組 一般 視聴者


  (場内アナウンス)
  卒業生(金八好き)の皆さまはこの後
  金八先生の胴上げが残っておりますのでその場で・・・・・・▼

  そして!!!
  金八ファイナルで“鶴本 直”が出てなかったと嘆いた方へ▼


  P.S. わたくしは以前アルコールを飲みながら3Bの授業を受けたので、
      この度停学→留年することが決定しました。
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同感です!

拝見しました。読んでいて涙が出そうになりましたが、特に思い出に残っているのはパート2ですね。例のスナックZのくだりで、

金八
『リーダー、あんたに神林さんがいたように加藤、俺に預けてくれないかな?…たのむよ。』

岸森
『誠二どうする?おまえが持ってきた話だ。』

誠二
『条件がある!』

岸森
『言ってみろ。』

誠二
『グループの顔を立てて欲しい!』

金八
『そんな顔をたてるよりもねぇ!…』

誠二
『謝れ!勝に一言謝れ!』

金八
『断る!!』

誠二
『わからねぇヤツだなぁ!!』

金八
『分からないのはどっちだよ!加藤は喧嘩の仲裁に入った俺にイスを振り上げた!だから俺はいけないと言った。人にはやって良いことと悪いことがあるんだ!そんな都合が良いことばっかり言ったってダメだ!』

誠二
『あのなぁ俺が言ってんのはなぁ!』

金八
『いけないことは、いけないんだ!!』

誠二
『…。』

金八
『加藤は俺がヤメロと言った時に止めるべきだったんだ!それを教えるのが教師だよ!…俺はそれを言いに来たんであって謝りに来たんじゃない。加藤!お前の担任はな!そんないい加減な奴じゃないってな、よく覚えとけ!』

岸森
『どうしたお前ら、旗色悪いな~。』

かかか格好いい!金八説教!

金八先生の魅力って生徒に説教してるときや、授業で勉強を教えてる時に子供たちに伝える内容が分かりやすく教えるんですよね。

「なぜ、先生は怒ってるんだろう?」

「なぜ、これがいけないんだろう?」

それを分かりやすく教えてくれるから、見てる方も引き込まれますよね。

コメントありがとうございます。

ゼロワン 様

コメント頂戴できとてもとても光栄です。しかも素晴らしいシーンをピックアップして下さり、第2シリーズ熱が再発しそうな興奮を覚えております。

>>金八『いけないことは、いけないんだ!!』

この言葉をまっすぐに言える人、或いは耳を傾けられる人がこの時世にどれほど“活きて”いるんでしょうね。せめてドラマのワンシーン、ひと台詞だけでもいい。価値観の多様化した社会と言えども、ぜひ遺していきたいものだと感じました。
一方で鶴本直の名台詞にあったように、「グレー(灰色)があってもいいと思う…」とも発信できてしまうドラマシリーズ。教師と生徒による群像劇ならではの多面性にも唸らせられます。
ゼロワン様のお考えにもありましたように、これはきっと“表現”だけではなく、“主張”のある番組だったからこそ引き込まれ、理解を得易かったのかも知れませんね。
また同窓SPなどが放映される暁には、是非ぜひ目頭を熱くしながら語り合いましょう! 誠に真にコメントありがとうございました‼

  

プロフィール

こじか

Author:こじか
こんにちは。邦画洋画を問わず映画ファンである以上に、スタンリー・キューブリックファンであるこじかです。わたくし自身が極めて神経質なネタバレ嫌いのため、作品への記述・画像にも同様の配慮を図り、映画論評も書かないスタンスで進めます。のんびりポジティブに。その他、好きなものも極たまに登場。よろしくお願いします。

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